phase02

那須に所有する山小屋(セカンドハウス)の話を中心にキャンプや旅行の話も

セカンドハウス/別荘物件探しPart 1

"森の中のコテージで薪ストーブのある暮らし”

 

いよいよ「大好きな土地」で物件探し。

 

ネットで検索していくうちに、理想に近い、また予算も多少オーバーながら手が届きそうな物件を見つけ内覧の予約もしました。

 

内覧までは1ヶ月ほど間が空いていたので、その時点で入手出来ていた物件情報から何かデメリットはないかをチェック。

そこで気づいたのが、その物件が未登記であり、また増築部分が違法建築に当たっているだろう事実。

 

建物についての増築と敷地内のカーポート設置で、元々建ぺい率ギリギリだった物件が完全にオーバー状態。

本当にその物件が欲しければ不動産屋に問い合わせればよかったのですが、実はその時点で「大好きだった土地」に暮らす難しさを認識し始めていたので尻込み状態に。

「大好きだった土地」での暮らしが現実的でないと言うことは薄々分かっていました。

でも、そもそもがその地に憧れて、そこで理想の家で暮らしたいという夢だったので、とにかく先ずは物件を探してみました。

 

正直、前述の物件以外はとにかく難儀なものが多かった印象で、

・築年数が古いものが多い

・築年数の古さに加えて放置or未改修物件が多く傷みや造りの古さが目立つ

こんな物件ばかりでした。

 

具体的には水廻りの古さが際立ち、キッチン、お風呂、洗面所、トイレなどはかなり昭和感が漂う物件が多く、実用面では老朽化による不具合が懸念されましたし、デザイン的にも昭和レトロだ♪と受け入れる勇気は自分にはありませんでした。

 

また、取引条件に「契約不適合責任免責」のものも多数存在していました。

※「契約不適合責任免責」

引き渡された土地・建物に欠陥・不具合等があった場合、欠陥等が品質に関して
「契約の内容に適合しない」ときには、売主は「契約不適合責任=契約責任」を負う

最終回 契約・売買に関する改正のポイント(3)瑕疵担保責任の廃止と契約不適合責任 (kokusen.go.jp)より抜粋)

内外の設備も古く、改修等もないまま年月を経て欠陥・不具合が懸念される物件について、契約不適合責任が免責される条件で数百万から数千万のお金を出そうという気にはなれないと思うのですけれど、とにかくそういう物件もあって、すこし驚きでした。

加えて「大好きな土地」の問題点としては、とにかく住むのに便利とは言い難い環境で、食料品や日用品の買い出しに行くのにも非常にお店が限られました。

 

ただし全てネットで買い物できるこのご時世、これは決定的な問題点とはならず、結局一番のネックは何かと言ったら「距離」でした。

正確には「移動時間(所要時間)」ですね。

 

「大好きな土地」と「実際物件を購入した土地」は、距離としてはほぼ同等です。

なのに、高速を降りた後の道行きの関係で所要時間に1時間もの差が出るのです。

完全に移住してしまうならともかく、いまの時点で利用しようとしているならば、頻繁に通えない場所であるという事実は甘く見積もるべきではないと考えましたし、また家族や友人からも「遠い」という反対の声が強く上がり、これが決定的となり「大好きな土地」を諦めて、代替地の検討に入ることになりました。

 

この時点で元々の夢の完遂はできなくなったわけですから、諦めるという選択肢もあったのですよね。

でも、自分の中で「森の中のコテージで薪ストーブのある暮らしをする」という夢が思った以上に膨らんでいて、さらには、それこそ今でないと実現できないかもしれないという思いに駆られていました。

 

いや。

その夢であれば「いま叶えたい」と思ったというのが正しいでしょうか。

 

こうなると、セカンドライフはどこいった?状態ですが、元々が自分にはセカンドライフなんてあるんだろうかという思いの方が強かったので、『セカンドハウスあれこれ③ ~所有の目的は?Part 1~ - phase02』でも書いたとおり「今現在も楽しみつつ未来へ繋ぐ」ことにしたのです。

 

さて、いよいよ次は購入を決めた物件のお話。

決め手となったのは果たして…?

(続)

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