前回記事からの続きとなります。
実はその土地は、子どものころから慣れ親しんだ場所でした。
つい数年前までも結構通い詰めていたエリア。
なので、大まかな土地勘もある場所です。
本宅からの移動も非常に楽で、夢と現実の折り合いにも丁度良い場所でした。
また、高速道路のICからのアクセスも良く、いわゆる観光地としても賑わう場所なので街道沿いには飲食店も立ち並び、また温泉をはじめ様々な観光スポットやレジャー施設もあり、あるいは、観光エリアから離れ一般的な定住のエリアには家電量販店やホームセンターなどの大型店舗もあります。
食料調達のためのスーパーマーケットは店舗数は少ないものの、基本的に品揃えも問題なく、「大好きな土地」でのスーパーがそうであったように冬季期間は休業なんてこともない。
ただ、別にそういった環境が整っていることが条件だったわけではなくて、結果としてそうであって、何も無い場所よりは、もし定住となった場合にはプラス要素であろうという感じでした。
この土地で、どんな物件を探したかというと、
1.ログハウスではない板張りの家
2.薪ストーブがあることor設置出来る間取りがあること
3.雪がある程度降る標高であること
この3点が、基本的に譲れない絶対条件でした。
この条件は「大好きな土地」でも同じでしたが、とにかく自分が探していた期間ではこの条件に見合う物件は1件だけで、それも過去記事のとおり、未登記・違法建築疑惑でしたので、たとえ距離・時間問題がクリアしていたとしても手を出していたか定かではありません。
それに比べて代替地は、そもそもの物件数も多く、内覧したいと思う物件についても複数ありました。
そこで実際に内覧した物件は、わがセカンドハウス含めて6件。
内覧の希望はもっと沢山出したのですが、不動産屋の担当にかなり蹴散らされました笑笑笑
これについては結構衝撃的な体験だったので、後日別記事にまとめてみたいと思っています。
さて。実際の内覧の話。
別荘地としては4カ所、物件数としては6件廻りました。
以下、所見(◎=自分的なプラス点、▲=自分的なマイナス点)
<物件1/A別荘地>わがセカンドハウスとなった物件
◎前オーナーさんが半定住で利用、内覧時も滞在中で直接話ができた
◎キッチン、トイレは10年前にリフォーム済
◎薪ストーブ付き(炉内でも料理可能な大きさ)
◎ウッドデッキは前オーナーさんが毎年塗装しメンテ(これは購入後に判明)
◎多数のアンティーク家具付き
▲玄関ポーチのタイルが凍害により損壊状態(前オーナーさんは気にせず修繕せず)
▲数年内に屋根修繕が必要となる可能性
<物件2/B別荘地>不動産屋の担当イチオシ物件
▲隣家との感覚が狭くプライベート感が薄い
◎薪ストーブ設置済み
◎アメリカンハウスで外観の雰囲気良し
◎築年数は古くも新しくもなく、外装・内装・設備は良好
◎建物の雰囲気に合わせたガレージ付き
◎/▲敷地内の樹木はほぼ伐採され、庭は全面防草シート張り
(管理は楽だが雰囲気はゼロ)
▲間取りが狭い(各部屋とも狭いが薪ストーブ設置のため特にリビングが狭い)
▲壁がクロス貼り
<物件3/B別荘地>
▲隣家との感覚が狭くプライベート感が薄い
◎アメリカンハウスで外観の雰囲気良し
▲薪ストーブなし
▲間取りが狭く(特にリビングが狭い)使い勝手が良くない
▲壁がクロス貼り
▲玄関ポーチの柱が腐食し修繕必須、タイルも一部損壊
<物件4/C別荘地>
◎築年数は古いながらも外壁等リフォーム済み
◎母屋とは別にログハウス付き
◎薪ストーブ、薪棚が新設
◎ウッドデッキに屋根付き
▲別荘地内がやや寂れた雰囲気
<物件5/D別荘地>
◎築年数は古いながらも外観・内装共に雰囲気良し
◎お風呂が広々としていてデザイン的な雰囲気も抜群(本当に素敵なお風呂でした)
◎間取りが各部屋とも広々
◎JØTUL(ヨツール)の薪ストーブ付き
▲リビングの壁上部にクロス剥がれとシミあり(調査&修繕の可能性)
▲玄関アプローチの枕木が腐食
▲ウッドデッキも腐食し要修繕
<物件6/D別荘地>
不動産屋の担当さんおすすめで当日紹介され、断れず内覧
残念ながら希望条件に一つも満たず…
良し悪しについては個々人の価値観と感覚ですから、ここに挙げた「◎、▲」については、あくまで「私の基準」。
例えば、壁がクロス貼りだと良くないのか?
それは、わたしが雰囲気重視で「別荘感」を求めたから。
本宅は一戸建てなので、セカンドハウスに求めたのはあくまでも自分の趣味一貫のデザイン性。
なので、一般住宅のようなクロス貼りや1階はLDKと和室というような間取りは正直お断りでした。
なんだかこう書いていたら、中古じゃなくて新築にすれば良かったかな…と思えてきた今日この頃・・・!
(いや、まぁ、そこは予算がね...)
『所有の目的』でも書いたように「大好きな土地で森の中のコテージで薪ストーブライフ」が夢なわけですが、その原点は「キャンプ場のコテージ」。
この記事に挿し込んだお写真が、お気に入りのキャンプ場のお気に入りのコテージなのです。
これを再現をしたかったんですよね。
そして、いまの家(セカンドハウス/別荘)出会い、夢は現実に。
(いや、まぁ、やっぱりいっそのこと建てちゃえば良かったなぁ…笑)
次からは、セカンドハウス/別荘での滞在についても記していこうと思います!
(終)