「キャンプに行ってなにするの?」
キャンプをやらない友人・知人に大抵聞かれるのがこの質問。
しかも、5泊やら6泊やらしようものなら、飽きないの?なにするの?と。
キャンプに1~2回行ったことのある初心者キャンパーの友人にすら聞かれたことがあります。
正直、はじめて質問されたときは面くらいました。
え、なにするって、「キャンプ」に決まってるじゃん。。。
キャンプに行ってキャンプするんですよ?
ときにアクティビティとして釣りやカヌーをすることもあるけれど、基本は「キャンプする」のです。
目的は・・・キャンプですよ???
テント張って、外で料理つくって、自然を感じながらゴハンを食べて。
慌ただしく喧騒溢れる日常から離れて、自然に身を任せてのんびり過ごす。
ときに焚き火の炎を眺めて癒され、ときに天然のプラネタリウムを愉しんだりする。
ただただそこに在って、ただただそこに身を置いて自然を感じる。
なにしろ、山の中や森の中、テントを張ってそこで過ごす、っていうのが一番の目的というか楽しみというか。
そして、キャンプで一番好きな時間と空間が、ランタンの灯りがともりはじめる黄昏時。
漂う焚き火のにおい。
那須高原に所有していた山小屋(別荘/セカンドハウス)の最後の滞在時、用事があってとあるキャンプ場に夕方訪れましたら、もうキャンプ場の入り口から焚き火のにおいが漂っていて、久々感じる雰囲気にこれ以上ない多幸感を感じたんですよね。
あの感覚ってなんだろう。
たぶんキャンプ好きな人は、多くが同じだと思うんです。
そしてキャンプの朝が好き。
とくに秋や冬。
キンと澄んだ凍てつく大気。
別記事でも書いたけれど、あの空気がほんとうに好きです。
「キャンプに行ってなにするの?」
その答えは「キャンプに行ってキャンプする」。
とにもかくにも、それこそが一番の楽しみなのです。
(終)