先月7月に那須塩原市板室にある那須フィッシュランドでホタル観賞を体験してきました(蛍のお写真は撮れなかったので記事を書くのが後回しになってた)。
蛍なんて子どもの頃は近所の田んぼでいくらでも飛んでたんですけどね。今では蛍が消え田んぼも消え、もはや遠い遠い昔の記憶です。
那須フィッシュランドさんのホタル観賞会、人工的に飛ばしているのかと思ったら天然だそうで、けれど年々数が減ってきているとのことで、田んぼや森が消えた都市部だけでなく、こうした地方でもいよいよ貴重になっていくのでしょうか。
今回の観賞会の費用は親子3人で結構な額となり、一瞬正直「高い」と思ってしまいましたが、お食事が付いて、あとはホタルための環境保全に使われるとのことで、それならばと参加してまいりました。
ホタル観賞は、那須フィッシュランドさんの一番奥に位置するルアー・フライ釣場で行われ、水辺や周りの林の樹上のあちこちにホタルが舞っていました。
観賞する人々のすぐそばをふわふわと飛びまわるホタルもいて、わたしたちの足元の草に止まって淡い光を放つものもいました。
そんなホタルをスタッフが葉っぱごとそっと娘の手のひらに乗せてくれて、そのまま飛んでいくことなくいつまでもそこに留まり、間近に光る様を眺めることができた娘は文字どおり目をキラキラさせている様子でした。
まさに貴重な体験。
子どもだけでなく、わたしたち大人もほうっとため息が漏れるような瞬間でした。
来年もまた参加できるといいな。
(終)