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那須に所有する山小屋(セカンドハウス)の話を中心にキャンプや旅行の話も

山小屋滞在101日

先日手放した栃木は那須高原にある山小屋(別荘/セカンドハウス)を所有していた期間は1年と8ヶ月でした。

 

浄化槽の管理会社の担当さんに別荘を手放す連絡をしたら、開口一番「え!もう売っちゃうんですか!?飽きちゃったんですか!??」と笑

 

うん、飽きちゃいました~と答えてしまいましたが、すこしほんとで、すこしちがう。

あんまり利用できなかったのかとも聞かれましたが、これまたちがう。

なにしろ、数えてみたら山小屋滞在は1年8ヶ月の間(約600日間)になんと101日!

なので”別荘”の利用としては相当満足なのですよ。

 

 新緑にヤマツツジの朱色が映える美しい季節(GW)に二度滞在できましたし、年末年始の比較的長い滞在も二度。はじめてのクリスマス滞在は絵本の世界のような雪景色、ホワイトクリスマスを味わえましたし、薪ストーブ生活を満喫できる滞在もできて、いまでは旦那に頼らず自分ひとりでも上手に薪ストーブを扱えるようになりました。

春夏秋冬、それぞれの季節での別荘の管理を経験できましたし、とにかく今まで自分が知らなかった世界を覗くことができました。

 



山小屋を買った時点で、設備面では補修や修繕が必要ないくらい整っていたのを、自分の理想どおりにさらに手をくわえたことも、短い所有期間ながら十分に満足できた理由のひとつ。

 

要は、やりたいことをやりきった感があって満足なのです。

 

当初の予定であった「いまは別荘、いずれ定住」の後半部分は果たせないままに終わりますが、正直この1年半のあいだにわたしの考えも変わりました。

 

年を取ってから、かの地での定住は現実的に厳しいかな。

都市部の市街地にあるたかだか100㎡程度の庭付き一戸建て住宅(自宅)の管理ですら容易ではないのに、ミズナラが大きく育つ森の中にある1,000㎡の土地と厳しい環境下にある別荘建築の管理、そして夢に見た薪ストーブライフ、これらを年老いてから独居での定住でと考えた時の難しさ。

 

大好きなとある競技のトップアスリートの言葉に「自分の発言が変わったなら、それは成長と思ってください」というのがあるのですが、まさにそれ。

いや、成長というわけではないけれど、ひとは変わるものなのです。その時その時で最良を選び生きているのですよ。

 

1年8ヶ月の短い所有であったけれど、いまここで手放すことが自分にとっては最良の選択でした。

 

現在はつぎの最良を探して放浪中。

老後はやっぱり車なしでも暮らせる駅近のマンションがいいかなぁなどと夢見ながらも、ここのところのマンション価格の高騰に白目をむいております。

娘がまだ中学生でこの先未知数ですし、自分の老後を考えるにはまだすこし早いけれど、あれやこれや想像する過程が楽しいのですよ。

もしかしたら、永遠の憧れの地、浅間山を望む北軽井沢に性懲りもなく山小屋買ってる(あるいは建ててる!?)かもしれませんしね~。

 

人生は一度きり。

自分のやりたいことをやりたいように生きております。

 

(終)

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